2013年12月31日火曜日

食卓


今年は「食べる」というテーマで取り組んできました
今年最後の歌です

食卓に
並べし器の
少なさに
嫁ぎし娘を
今更思う

2013年12月23日月曜日

ご冥福をお祈り申し上げます


倶楽部に参加いただく方が増えると、残念ながら会員の方の訃報に接する機会も
増えてきます。
生前のパソコンを楽しそうに操作されているお姿を思い出すたびに、やるせなさが
こみあげてきます。
そのたびに、その方にとって倶楽部の存在はどの程度の価値を持っていたのかと
考え込んでしまいます。ご家族にとって倶楽部の存在はどんな意味を持っていた
のかと・・・

誰にでも訪れる終焉の時に向けてご家族に残したいメッセージがあるなら…
少しでもお手伝いができれば それが私にできる唯一のことかもしれません。

ご冥福をお祈り申し上げます


2013年12月1日日曜日

今年読んだ本


今年もいろいろな本を読みましたが、一番おもしろかったのは
「海賊とよばれた男」(百田尚樹)でしょうか。出光興産の創業者である
出光佐三をモデルにしたの歴史経済小説です。日本が終戦後に急成長を
とげた原動力をみたような気がして、勇気づけられます。

もう一冊は、「人生がときめく片づけの魔法」です。続編も読みました。
片づけのこころがの述べられていて仕事の上でもとても役に立ちました。
年末にかけて実践中です。

2013年11月23日土曜日

笑顔


今まで、あのような娘の笑顔を見たことがなかったような気がします。
11月3日に長女が結婚しました。

その日は ずっと笑顔でいっぱいでした。
幸せな気持ちがそうさせたのでしょうね。
娘の幸せな笑顔を見るのは親としてもうれしいことです。

皆さんから寂しくなりますねとか・・・
父親としてどんな気持ちですかとか
いろいろ聞かれるのですが 答えに困ります。

準備の時も 当日も 本番もただ淡々と時間を消化していくだけ・・・
何となく触れてしまうと一度に崩れそうな自分を知っているから
ただ目の前の笑顔だけを素直に喜びたいと思います。

結婚おめでとう





2013年10月16日水曜日

目に見えるもの


箱根を旅行してきました。

まだ仙石原のススキは穂がでていたものの細い葉は緑のままでした。
あいにくの雨模様でしたので、ススキの穂は濡れてひとつにまとまり
観光客も足早に去って行きます。

小雨でしたのでススキの原の遠方に見える山並みは、水色の重なりを見せて
霧も立ち込め、日本画を観るようでわくわくする時の流れでした。
ふと足元を見ると秋の草花が小雨に濡れて咲き乱れ、素朴な輝きを見せています。

狩野派の秋草の図を見るようで夢中でシャッターを切りますが
残念ながら写真は無機質ですので、すべてを無条件に映し込んでしまいます。

人が意思を持って見たときには、感動したものしか見えません。
絵画は、その感動を写し取ったものですから余計なものは描かれません。
ススキの穂先だけでも充分表現できます。

目に見えるものが大切とは限らないのですね。


2013年9月29日日曜日

奈良・京都の旅(12)


天龍寺 精進料理店「篩月(しげつ)」

奈良・京都の旅も今回で最後となりました。
最後は、天龍寺の精進料理。
食「駅弁」に始まり食「精進料理」に終わる旅でした。

全く異なる趣のある奈良と京都・・・
ますます好きになりました
古(いにしえ)のおおらかさの残る奈良
どこまでも洗練され、一方で歴史の緊張感が未だに残る京都


それぞれの寺院や仏様を安置した人々の願いに思いをはせると
とてつもなく広大な歴史の流れが身近に感じられます。
それはきっと時代を超えて現代の人々の願いに通じるものが
あるからだと思います。

四季折々の季節に
皆さんも奈良・京都を訪れてはいかがでしょうか

旅の最後に
食することのありがたさを学びました。
箸袋の内側に書かれていた「食事五観之文」です。

一ツには功の多少を計り彼の来處を量る
二ツには己が徳行の全闕を計って供に應ず
三ツには心を防ぎ過貪等を離るるを宗とす
四ツには正に良薬を事とするは形枯を療ぜんが爲なり
五ツには道業を成ぜんが爲に當に此の食を受くべし

御馳走様でした。

そして今回の旅 すべて 御馳走様でした。
ありがたく頂戴させていただきました。

2013年9月26日木曜日

奈良・京都の旅(11)


渡月橋(嵐山)

京都に住む人々にとって、夏の嵐山は避暑地的な場所だったのでしょうね。
寺院や住居でひしめく市内を離れ嵐山に来ると、天井が抜けたような解放感が
感じられます。

視野の中に飛び込むのは、嵐山の自然のみ
その解放感を演出するのが桂川に架かる渡月橋。

この橋から見る満月は、きっときれいな月だったことでしょう

2013年9月13日金曜日

奈良・京都の旅(10)


広隆寺

今回の旅でどうしてもお目にかかりたかった広隆寺の弥勒菩薩。
木造ですので保存のために霊宝殿に安置されていますので
ちょっと違和感がありますが、手を合わせてきました。
礼拝する場所は、少し前にせり出していますので、両脇に移動すると
ご本尊にさらに近づくことができます。
角度が違うと表情も変わります。

ずっとその場にいたい安らかさが感じられます。

2013年9月2日月曜日

奈良・京都の旅(9)


同志社大学

旅行先で宿泊した時は、朝早く起きて散歩にでます。
京都の二条城近くに宿をとりましたので、近くを散策しました。

何か今でも重苦しい記憶が甦ってきそうな蛤御門
旧薩摩藩にも足を伸ばしました
この道を藩士たちは緊迫した足取りで駆け抜けたのでしょうね・・・
そしてすぐ隣が同志社大学のキャンバス

京都は奈良と違って何か緊迫感が漂っているような気がします。
熾烈な争いが続いたその記憶を街並みは語ってくれます。
霊魂を鎮めるためにお寺がたくさんあるのかなと考えてしまいます。


2013年8月14日水曜日

奈良・京都の旅(8)


法隆寺

1400年以上前の木造建築が残り、しかも安置された仏様が今も人の心を打つというのは
素晴らしいことだと思います。

でもこれは奇跡ではなく必然のような気がします。

法隆寺は意外に こじんまりとしています。
敷地もそうですが建物の大きさも写真のイメージとは異なり大きくはないです。
もちろん当時の建築技術が大きな伽藍を造営できるほど発達していなかったのだと
思いますが、実はこの大きさが1400年も残る絶妙の大きさだったような気がします。
そしてこの土地の気候や風土。

もちろん専門家ではありませんので、そんな気がするだけですが

これから先の未来も同じように生き続けるのでしょうね
もしかしたら、当時の人は、遠い将来保存するための仕組みができることまで
予想していたのでしょうか
永久に残ることを信じて
そして人々の信仰が永遠に続くことを信じて・・・


2013年8月4日日曜日

奈良・京都の旅(7)


中宮寺

憧れの弥勒菩薩をお参りしてきました。
この時代の仏像はとても不思議な気がします。

仏像というと阿弥陀如来に代表されるようなどっしりとした
安定感のある生身の人間とは違う姿を思い浮かべますが
阿修羅像にしても、広隆寺の弥勒菩薩にしても生きた人間を
そのまま映し込んだ姿が印象的です。

お堂にあがってとても身近に手を合わせることができます。
座る位置を変えると微妙に印象が変わって何時間でも
その場にいたい雰囲気があります。

なぜ、このような姿を作らせたのか、仏師はなぜこのような
仏像を彫り込んだのか不思議な感じです。
何を表現したかったのか・・・

時代とともに人々の求める仏教感は異なるのでしょうね
この時代特有の表現にこころ惹かれます。

身近にいそうでいない姿に、微妙な距離感があって
もしかしたら、それがこの時代の仏様だったのかもしれませんね
仏のこころはすぐ身近にあるということでしょうか・・・

2013年7月14日日曜日

奈良・京都の旅(6)


唐招提寺

薬師寺の後に唐招提寺を訪れると、これまで経てきた年代に応じた渋さを
感じることができます。
薬師寺が今生きている人々を救うために現代を生きているのに対し、
唐招提寺は鑑真和上に対する変わらぬ思いを大切にしているように思います。
鑑真和上の強い意志と日本にわたってからの苦難に対し感謝と敬意を持ち、
今だに優しくいたわり続けることに感動を覚えます。


2013年6月24日月曜日

奈良・京都の旅(5)


薬師寺

今回の旅行でどうしても足を運びたかったお寺さんの一つが薬師寺です。
薬師寺は東塔が現在改修中ですが、それ以外の建物は新しく復興されました。
朱色の柱と白壁、青(緑)い格子、創建当時はこのような華やかな伽藍だったのでしょうね

薬師寺では法話を聴かせていただきました。
ご本尊の薬師如来は病気を救う仏様でいわば医師
日光菩薩は、日勤の看護師さん
月光菩薩は、夜勤の看護師さんでいつでも私たちを病から救ってくれるそうです。
わかりやすいお話で仏様が身近に感じられました。

薬師三尊、聖観世音菩薩は 憧れの仏様のひとつです。
思った以上のスケールに驚きましたが、美しくも妥協を許さない強い意思のある
仏様だと思います。



2013年6月16日日曜日

奈良・京都の旅(4)


春日大社では「神様へのお便り」を書いてきました

神社と寺院の違いで意外に気が付かないのは間仕切りです
神社では戸が外されていますのでとてもオープンな感じで
風が吹き抜けていきます

そんな部屋の一つに「神様へのお便りを書く」移殿という部屋がありました
小さな座机に紙とペンが用意されていて 心のおもむくままに
「神様へのお便り」を書くことができます
案内には「日頃のお悩みなど、神様へお伝えしたことを書きましょう」と
ありました

何を書いたかって?
それはもちろん内緒でしょう

手紙は糊で袋綴じにして神様に納めます
後日お焚き上げをしていただけるそうです

自分の心を素直に見つめなおす良い機会を与えていただきました
感謝です


2013年6月4日火曜日

奈良・京都の旅(3)

東大寺の大きさは その反動として人の小ささを思い切り感じさせてくれます

これでもかって迫ってくるものがあります
人間の可能性と裏腹にいかに自分というものが小さい存在かを教えてくれます

仏様も大きさゆえの存在感と安心感
帰依せざるを得ない圧倒的な迫力…

きっと仏様の偉大な力や尊厳、強い祈りを表現するためにあのような大きさになったのでしょうね




2013年5月14日火曜日

奈良・京都の旅(2)

興福寺

興福寺の旅は新幹線の中から始まります。
東京駅で興福寺監修の「心」というお弁当を買いました。

鰻の蒲焼風に作られた精進料理の「蒲焼もどき」
えっ?と驚きと食の楽しみが満喫できます。

「茄子とこんにゃくの田楽」には興福寺秘伝の味噌が使われていて
美味しいです。

赤・黄色・緑の色鮮やかな幕をイメージした「精進ふりかけ」
旅への期待が膨らみます。


最初は「興福寺」
現在「南円堂」の国宝が特別公開期間中です。
圧倒的な存在感の「不空軒羂索観音菩薩」
妥協を許さない厳しい表情です。

そして
阿修羅像何がこんなに人を惹きつけるのでしょうか…

人があのように眉を引き寄せるのは
体の中に痛みを感じる時ですね。

でも阿修羅像のそれは身体の痛みではなく
心の痛みのような気がします
しかも激痛に耐え、苦しみに耐える仏様は他にありません。
心の痛みに耐える仏様は何を語ろうとしているのでしょうか。
不思議な仏様です。

2013年5月6日月曜日

奈良・京都の旅(1)


4月27,28,29日に奈良と京都を旅してきました。
新緑の奈良・京都はいいですね…

興福寺、東大寺、春日大社
薬師寺、唐招提寺、法隆寺、中宮寺
広隆寺、天龍寺

手を合わせたかった仏様を巡る旅でもありました。

今回も京都の人情に触れてきました。
バスで降りるバス停を親切に教えていただき
近づくと心配そうに何回も「もうすぐ」と教えていただいたおじさん…

お寺さんを巡り、少し気持ちが楽になったかな

これから旅で思ったことを何回かに分けて綴りたいと思います。
奈良と京都の旅の始まりです。





2013年4月23日火曜日

評価


今週はちょっと更新をさぼってしまいました。
すみません

写真のブログに写真を投稿しておりますが
意外に皆さんの評価は辛口です(泣)

 良くて4拍手
 悪くて1拍手

なかなか4拍手はないですね
おそらく審査員は4人いらっしゃるのでしょう(笑)

皆さんの評価はとても参考になります
これからも辛口の評価をお願いいたします。




2013年4月7日日曜日

新年度が始まりました


いつも新年度の季節になると何をテーマにするか頭を悩ませます。

パソコンの機能を学ぶことよりりも、パソコンを利用して何か楽しいことはできないか
そんなテーマを考えたいと思います。
作品の制作過程で新しいパソコンの操作をご紹介していきます。

楽しみにしていてください


2013年3月25日月曜日

すみれ

すみれが咲き始めました。

野に咲くすみれの色は、意外にいろいろあります。
薄い藤色、濃い紫、白…

香りのするすみれ…

葉の形もハート形や細い葉。
同じ山でも場所によっていろいろ違いがあります

一度、野山を散策しながら足元のすみれに心を寄せてみてはいかがでしょう



2013年3月16日土曜日

YouTube


クラシック音楽が大好きなので最近はYouTubeの音楽を楽しんでいます。
パソコンの音は貧弱ですのでイアホンをつけて聴きますが驚くような素晴
らしい演奏を聴くことができます。

今まではCDでしか聞くことのできなかった伝説の演奏家たちのライブ映像が
手軽にしかも無料で楽しめます。

パソコンやインターネットが普及するといろいろ楽しいことが実現できるのですね。
毎日がわくわくします。

私も倶楽部を始めたころは、パソコンの楽しみ方がこんなにあるとは想像
できませんでした。
今年度の例会は終わりました。
来年度も新しい楽しみ方をご案内したいと思います。




2013年3月10日日曜日

くじけました

昨日(9日)の例会は、柴田トヨさんの詩「くじけないで」を取り上げました。
筆まめを使って手書き文字にカットを添えます。

皆さんには詩の文言を原文通りでお願いしますと言っておきながら
私の作品は誤字脱字だらけ…
焦りました。
皆さんごめんなさい。

くじけました

2013年2月24日日曜日

切る

毎日寒い日が続きますが、家の梅もやっと咲き始めました。
「思いのほか」という品種で、花によっては白い花弁に赤が混じったりします。
今年は例年になくたくさんの蕾を持ちました。
枝を切ったからでしょうか。

昨年の晩秋にバラが蕾を持ってしまいましたので、寒さにさらして蕾を枯らしてしまうのが
忍びなく、鉢ごと部屋に取り込んだら、ついこの間までたくさんの花を咲かせてくれました。
毎年この時期は葉を落として休眠期に入るのですが今年は逸してしまいました。
しかたなく、芽が少し大きくなり始めたのですが今日、枝をバッサリ切りました。

以前にもブログで書きましたが、梅もバラも思い切って枝を切るとたくさんの花を咲かせてくれます。

何事も自然に任せて何もしないことは、逆に実りを少なくすることになります。
どちらが梅やバラにとって幸せなことかわかりませんが…



2013年2月17日日曜日

メール

会員の皆さんとは事務連絡も含めてメールでのやりとりをもっとやりたいと
思っているのですが、なかなか慣れないせいか抵抗があるらしく
メールをいただけるのはほんの少しの会員の方だけです。

もっとメールを送ればいいのにと思っておりましたが
今日、その理由が何となくわかりました。

私は「先生」でした(汗)
やはり先生にメールするのは緊張しますよね。
まあ、気軽に世間話でも結構ですからメールください(笑)



2013年2月11日月曜日

言葉

先日、101歳の詩人 柴田トヨさんがご逝去されました。
謹んでお悔やみ申し上げます。

柴田さんの詩は 上手に作ろうとか人に気に入られようとか
そんな気持ちは全くなく、純粋な言葉で綴られています。

その語りは力強く、慈愛に満ちています。
それは自分の体から自然に湧き出た言葉であるからこそ
力強く、慈愛に満ちているのだと思います。

言葉によって良いことも悪いことも起こる
言葉によって人は変わることもできる…
言葉を大切にしたいですね。

2013年2月3日日曜日

香りを楽しむ

最近は和のお香を楽しんでいます。

いろいろなお店でタイやインドなどのお香が売られており、安価なせいもあって
以前はよく買いましたがやはりちょっと違和感があって、最近では日本のお香を
楽しむようになりました。

きっかけは、旅館に泊まった時に部屋の中で焚かれていたお香の良い香りでした。
とても上品で印象に残っていたのでお土産にそのお香を買って帰りました。

やはり、ほのかな上品な香りがいいですね。
それぞれの香りには名前が付けられていますが、ほんとうにふさわしい名前が多く
つけられた名前の世界が広がるのも楽しみのひとつです。

以前「Water」という名前のついたタイのお香を買ったことがあります。
とても好きな香りでしたが、何回火をつけても途中で消えてしまうのです(笑)
ほんとうの話です。

2013年1月23日水曜日

インフルエンザに感染しました

月曜日に咳がでるので、昨日医者に行ってインフルエンザの検査をやってもらったところ
陽性の反応がでました。
身近に感染者が多く、同じような症状だったのでもしやと思いましたが・・・

症状は咳があるだけで熱は微熱程度でしたから医者も驚いてました。
予防接種をしましたので症状が軽いのかもしれません。

先週の土曜日には、旗川と吾妻で例会をやりました。
出席された方で風邪の症状がでましたら念のため医者に行くようおすすめします。
感染してしまったら私が犯人かもしれません、ごめんなさい。

2013年1月1日火曜日

明けましておめでとうございます

本年が皆様にとりまして素晴らしい1年となりますよう
心よりお祈り申し上げます

今朝、三毳山に登り初日の出を拝観して参りました。
雲がたなびいていましたので、雲の上からのご来光となりましたが
素晴らしい輝きでした。
皆様にとりましても輝かしい1年でありますように

今年のテーマは「食べる」です。

毎年、年末になると「豆きんとん」と「お汁粉」を自分で作ります。
まぁ、自己満足に近いですが。

我が家は代々元日が「お汁粉」
二日目が「お雑煮」と決まっており、「お雑煮」には「あぼし」という菜を入れます。

料理へのいろいろなこだわりが「食べる」を楽しくするのだと思います。
素材や料理方法、器、盛り付け、BGM

今年は、身近な「食べる」楽しみを皆さんと再発見します。