2016年2月29日月曜日

パソコン絵画


パソコンで絵を描く方はたくさんいらっしゃると思いますが、絵画のレベルまでに描ける方は
そういないと思います。そのひとりである堀内辰男さんのお話を聞く機会がありました。

堀内先生は、EXCELで絵を描くということで有名になりましたが、自分としては
描いた絵を評価してもらいたいとおっしゃってました。パソコンは絵を描くための道具
であって使うことが目的ではないというお考えです。

全く同感です。堀内先生はパソコンが得意とする表現方法を駆使して、今までにない作品を
情熱的に描いていらっしゃいます。

私の描き方ばかりを皆さんに学んでいただくことは世界を狭めますので、心苦しく思って
おりましたが、今回堀内さんにお会いし特別講習をお願いしたところ、快諾を得ましたので
4月9日にオープン講座を開催する運びとなりました。
とても楽しみにしております。


2016年2月11日木曜日

作品作りの裏話(4)


インターネットでアクリルの額を購入したのは失敗でしたが、仏画を土佐の
印刷業者へ依頼したのは大正解でした。
WORDで作成した文書を和紙、それも特大の大きさの用紙に印刷できる業者は
近隣には見当たりませんでしたが、何とか見つけ出しました。

ホームページには実績などが掲載されていましたので、メールで問い合わせたり、
原稿を送付して印刷可能かを確認の上、見積もりをしていただきました。

金額的にも問題なかったので発注をしましたが、内心は不安でいっぱいでした。
何しろ、もし送付されてきたものがイメージと異なっていたら作品が展示できない
のですから。それは真剣です。

期限通りに送付されてきた細長い箱を開け、恐る恐る大きな和紙を丁寧に巻き戻す
につれて、もううれしさで顔がほころんできたのを自分でも感じるほどでした。
予想以上に発色も良く、和紙も白くとても綺麗で満足した仕上がりでした。


こうして、私の作品は和紙の印刷をしていただいたアワガミファクトリー(徳島)の
郷司さんと表具師の中田さん(佐野)に支えられて出来上がったのです。

お二人には、心から感謝しております。
ありがとうございました。