2019年7月26日金曜日

初めての国際交流


「真の国際交流は恥ずかしさを通り越した向こう側にある。」
この言葉は文化協会の田沼先生から教えていただいたものです。

7月25日に日独スポーツ少年団国際交流会(ドイツの青少年が
全国各地を訪問しホームステイしながら日本の青少年とスポーツを
通して交流を深める)が佐野市で行われ、歓迎パーティのアトラク
ションで邦楽を演奏しました。私は箏と三味線にあわせて会場に
写真や歌詞を映写する担当でした。

挨拶は思い切ってドイツ語に決めましたが思った以上に準備が
大変でした。ドイツ語への翻訳は通訳の方にお願いしましたが、
発音のカタカナ読みを教えていただき何回も練習しましたものの
どうもうまくできない。
意味が分からないとだめだと思い単語の意味も確認しました。
それでも本番で通じるのかとても不安でした。

いよいよ進行が挨拶になり、手元の原稿を見ながら必死で話し始め
ましたが、私を見るドイツの青年が何か不思議そうな顔をしている
ことにすぐ気が付きました。しまった、全然通じていないと内心焦り
ましたが、ここまできたら読むしかありませんので最後まで読み通し
ました。

焦りました。

後で聞いた話では、ドイツ語で挨拶が始まったので驚いたそうです。
ドイツの皆さんは大変喜んでお帰りになったと聞きました。

恥ずかしさを通り越してドイツ語で挨拶して本当に良かったと、今は
思っています。