2013年8月4日日曜日
奈良・京都の旅(7)
中宮寺
憧れの弥勒菩薩をお参りしてきました。
この時代の仏像はとても不思議な気がします。
仏像というと阿弥陀如来に代表されるようなどっしりとした
安定感のある生身の人間とは違う姿を思い浮かべますが
阿修羅像にしても、広隆寺の弥勒菩薩にしても生きた人間を
そのまま映し込んだ姿が印象的です。
お堂にあがってとても身近に手を合わせることができます。
座る位置を変えると微妙に印象が変わって何時間でも
その場にいたい雰囲気があります。
なぜ、このような姿を作らせたのか、仏師はなぜこのような
仏像を彫り込んだのか不思議な感じです。
何を表現したかったのか・・・
時代とともに人々の求める仏教感は異なるのでしょうね
この時代特有の表現にこころ惹かれます。
身近にいそうでいない姿に、微妙な距離感があって
もしかしたら、それがこの時代の仏様だったのかもしれませんね
仏のこころはすぐ身近にあるということでしょうか・・・
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