2018年2月9日金曜日

ステージの夢


イベントが続いていた頃は、よくステージに立つ夢を見ました。
正確に言うとステージに立つ前の夢ですね。

演劇の主役であったり指揮者であったり役割はいろいろです。
リハーサルで舞台に立つのですがうまく台詞が言えなかったり
思うようにできなかったり何かしら焦っている夢です。


邦楽八景舎のリハーサルで初めてホールの舞台から客席を見た
ときの印象が強烈に残っています。きっと演奏者はこの景色を
見ているのかと思うと何か自分が主役になったようでうれしくなります。

本番では最前列の席で客席に背を向けて座り、映写していましたので
会場の様子はわからないのですが、演奏の途中から客席が静まり返り、
皆さん聴き入っている雰囲気が押し寄せてきました。
緊張感から安堵の気持ちに変化した瞬間でしたが、同時にこの会場が
恐ろしくも思えました。

客席の雰囲気が恐ろしいまでに伝わることに驚きます。
演奏が終了し熱狂的な拍手で迎えられた時の喜びは演奏者にとって
この上ない喜びかもしれませんが、もしその逆だとしたら絶望の淵に
立たされて、逃げるように舞台袖に戻るかと思うと恐ろしくもあり
小さな舞台であっても聴衆の前で演ずることの意味を重く受け止め
身が引き締まります。

0 件のコメント: