昨日、第九演奏会に行ってきました。
指揮者は、黒岩英臣という方でとても素晴らしい演奏でした。
緊張感のある、それでいて優しい慈愛に満ちていました。
驚いたのは、テノール(上原正敏)さんがとても喜びに満ちた
満足そうな笑顔で歌いだしたのです。
何回も第九を聴いていますが、ベートーベンの表現したかった
「喜び」というのは、このようなことだったのかと涙がこぼれました。
このような感動は初めてです。
涙がとまらない素晴らしい演奏でした。
今年はずっとある思いが強く心の中に残っております。
人を感動させたり、動かすことができるかは、その人がどれだけ真剣に
対象と向き合っているかだと…
それが共感を呼び他の人を感動させるのだと思います。
それは、すべてにあてはまります。
音楽、絵画、造形、映画、職人技、さらには料理、接客も…
このような感動に数多く出会い、人生を豊かなものにしたいものです。
来年がどんな感動をもたらしてくれるか、そう思うととても楽しみですね。
2 件のコメント:
いつもブログ拝読しています
今日は初めて投稿させていただきます
素晴らしい演奏と先生の感動が伝わってくるようです
第九のサビが重なるとき神秘的な感激に包まれ
至福の瞬間を味わい涙があふれたことがあります しかし先生の涙はスケールの大きい崇高な涙ですね
先生は映画「不滅の恋ベートーヴェン」をご覧になったことがありますか
苦悩の中で第九を生み出すに至った経緯も描かれているのですが・・・ この映画を見たときに喜びの意味がおぼろげながらにわかったような気はするのですが まだまだわかりません
先生のこの体験は宝物ですね
そうですね
感動する感性を磨き 人を大切にし豊かな人生にしたいです
keikoさま
投稿デビューおめでとうございます。
これからもどんどん投稿お願いします。
年末に第九を聴くときは、その年のいろいろな思いが重なって独特な感情が生まれます。
初めて第九を聴いたときや、生演奏を聴いたときのことは今でも鮮明に覚えています。
楽しかった1年のときもあれば、辛かった1年もありました。
でも、それらのすべては最終楽章でひとつの旋律に統合されていくのですね。
残念ながら映画は見ておりません。
来年は良い年でありますように
コメントを投稿